ドッグフードの栄養価を測るとき、AAFCO基準やNRC基準といったものがよく使われます。
これらの基準はドッグフードの栄養価を評価する場合の一定の基準としては信頼できる権威と言ってもいいでしょう。しかしながら、これらの基準を満たすフードが栄養的に完璧なものかというとそうではありません。なぜならば、AAFCO基準もNRC基準も現在解明されている科学の範囲で犬に必要と思われる栄養素を定めたにすぎないからですそして、これらの基準は科学の進歩と共に常に改定されます(たとえばNRC基準は
2003年9月に改定されたばかりです)。また、その進歩はどこまで行っても終わりがないと予測されます。つまりどんなに研究されたフードであっても、それ単品だけで栄養が完璧であるというのは、単なる幻想に過ぎません。
だからこそ、Nature's Varietyは、犬がもともと自然で食べていたものにより近いものを、自然により近い形で再現してあげることが、犬にとって最善の栄養バランスを作り出せる方法だと考えます。

皆さんが今愛犬に与えているペットフードの原材料表示を見てください。その原材料の多くは『穀物』が占めているということが推測できるのではないでしょうか?(原材料は基本的に含有量が多い順に並べられています。)
通常ドライフードの原材料として肉類が占める割合は多くても25〜30%です。時には5%にも満たないフードもあります。この場合、その他の原材料の多くは穀物が占めています。つまりそれらのフードのエネルギー源は炭水化物からできるでんぷんやブドウ糖といったいちばんコストのかからないもので補われているといえます。
これは動物性タンパク質を主エネルギー源としていた犬のもともとの食性を考えた時に、正しいバランスであると言えるのでしょうか?
また使われている穀類も、穀物そのものを丸ごと使っているものは少なく、穀物から何かを作ったあとに残る『副産物』と呼ばれるものや、穀物からある特定の成分だけを取り出したいわゆる『精製品』であることが多いようです。
このように加工された穀物は、もともとのまるごとの穀物に比べると、含有する栄養素の数、そしてその量ともに格段に少なくなるのが通常です。

現代のペットフードの一般的な形であるドライフード、缶フードは、必ず熱処理という過程を経ます。実はビタミン、ミネラルなどの栄養素や、消化酵素などはかなり熱に弱く、もともと素材がこれらのものを含んでいたとしても、熱処理の段階でダメージを受けることになります。つまり最終的にペットの身体に吸収されうる栄養素の量が少なくなるということです。このようなことを前提に、栄養素をサプリメントとして配合したとしても、もともとの素材が含んでいた全てのものを補えるわけではありません。なぜならば自然の食材にはまだ解明されていない未知の栄養素が無数に含まれていると言われているからです。
また、前もって大量に混合されたビタミン、ミネラルは、それらがお互いにかなりの化学反応を起こす原因となる高温にされされることになります。
これらのことを考えると、熱処理されたフードはどんなに研究が進んでも、またどんなに手を加えても、素材の持つ栄養素に匹敵するだけの栄養分を供給できないと考えるのが妥当ではないでしょうか。

子犬を連れて帰るときに、ブリーダーさんやペットショップから、こんなことを言われませんでしたか?
『この子は離乳してからずっと○○○というフードを食べていたので、これからもずっと○○○をあげて下さいね。』
こう言われると、何も知らない私たちは、別のフードをあげるのをためらいます。
こんなのはどうでしょう?
『他のフードと混ぜると栄養のバランスを崩すので、他のフードは絶対に混ぜないで下さい。』、『食べないからといって、他のものを与えるとわがままになります。』
こういうことを言われ続け、私たちは『単一のフードをずっと与えつづける』という過ちを犯してしまいます。
また最近、『食欲のない犬』の話をよく聞きます。この子は何を与えても食べない、欲しがらない・・・
そもそも健康な犬が食事に興味がないというのは、『生き抜く』ということが最大の使命である自然界では非常に考えにくいことです。
ではなぜこのような現象が起こっているのでしょうか?
ある動物学者の研究によると、子犬の頃に特定のものしか与えられていなかった犬は、食に対する許容度が非常に低く、嗜好性が固定され、好みが偏るということが分かりました。すなわち、子犬の頃に同じものばかりを食べることで、非常に限られたものしか受け付けない身体になってしまうということです。
犬の食事に多様性を持たせるということは、栄養バランスの観点以外にも、上記のような点からも非常に大切だと考えられるのではないでしょうか。
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